まず始めに。
雛唯は、あのクリスマスに飲む発泡性ワインを“シャンパン”とは絶対に呼びません。
何故なら、
スパークリングワインとシャンパンは違うからなんですね。
では、何が違うのか?
まずはそれをご説明しないとお勧めワインがご説明できないので、あしからずw
【スパークリングワインとシャンパン】
その1・シャンパンとは。
下記(↓)の、フランスワイン法の規定全てに当てはまるスパークリングワインのみ、シャンパンという名称が許されています。
●フランス・シャンパーニュ地方で、フランスワイン法規定通りの栽培・収穫・製造がされている発泡性ワインである。
●規定にある品種のみを使用している(シャルドネ・アルバンヌ・プティメリエ・ピノノワールやピノムニエ等ピノ系の全て)
●瓶内2次発酵で発酵・製造されている。
その2・スパークリングワインとは。
大雑把に言うと
シャンパン以外の発泡性ワインの総称がスパークリングワインになるわけです。
が、その中でもシャンパン同様に、その国固有の規定・法律に乗っ取って作られた物には、別の名前が付けられています。
シャンパン以外のフランス産発泡性ワイン→クレマン
ドイツ→ゼクト
スペイン→カヴァ
イタリア→スプマンテ
この2つを覚えておくと、ラベル裏の商品説明を見るだけで、大体の味・産地が分かりますよ♪
ゥフフ(*´∀`)
では(↑)の2点を踏まえて、雛唯のスパークリングワインご紹介(・∀・)9
●シュワルツ・カッツ・ゼクト(白・甘口)
メルシャンから出ている日本にもファンの多い人気スパークリングワインで、「シュワルツ・カッツ(ドイツで黒猫という意味)」の名の通り、黒猫のトレードマークで有名です(・∀・)
SEKT(ゼクト)の名の通り、ドイツ産スパークリングワインの最高級品で、実はG・A・シュミット社とメルシャンが世界で初めて仕上た商品となります。
【特徴】
かすかに黄色味を帯びた泡の細やかな発泡・リースリング葡萄品種特有の香り・酸味のアクセントが良く、喉の奥までほのかな余韻が続く
【相性】
サッパリした魚料理やお鍋・生クリームを使ったケーキ・白身魚
【一言】
個人的には、ベリー系ソースを使用したレアチーズケーキとの相性が、一番良かった気が。
飲み易いのでガンガンいっちゃうですが、飲みすぎると悪酔いするので注意。
●ポメリー・ブリュット・ロワイヤル(辛口・白)
19世紀後半に世界で初めて“辛口シャンパン”を出したポメリー社の代表ワインです(・∀・)
「ブリュット(フランス語で辛口)」の通り、かなりキリっと引き締まったワインです。
ちなみにこのワイン、フランス・シャンパーニュ地区で厳しい規定をクリアした正真正銘の“辛口シャンパン”ですが、お値段は5,000円台とお手頃気味。
【特徴】
淡い黄金色で、かなり繊細な泡立ち・キリっと引き締まった、甘ったるさがない本当のドライ・味を邪魔しない自然そのままのほのかな香り・後口は尾を引かず、すっと口中で消えていく・舌よりも喉で味わうタイプ
【相性】
刺身・生クリームを使用したベリー系ケーキ・ガトーショコラ等の濃厚なチョコレート系菓子・魚介類鍋・鶏肉使用のホワイトシチュー・北京ダック
【一言】
これは結構、ワイン好きが飲む物かも。初心者やイベントにだけ飲むタイプには、ちょっとドライすぎる気がして、ワインが好きな人に送るのにも良いと思うけど、普段飲まない人にはNGぽぃ。
●ガンチア・アスティ・スプマンテ(やや甘め・白)&ガンチア・スプマンテ・ロッソ(甘口・赤)
これは、超有名商品ですなw
クリスマスに買うスパークリングワインとしては、最も買われているんじゃなかろうか?
150年の歴史を持ち、イタリアの代表とも言うべきガンチア社の、代表的なスパークリングワインです。
「アスティ・スプマンテ」というカテゴリーの創始者としても有名ですね(・∀・)
【特徴】
★ガンチア・アスティ・スプマンテ
イタリア産モスカート・ビアンコぶどうを使用した、マスカットの爽やかで豊かな香り・後口は白ならではサッパリさ・飲み口は柔らかくあっさりした甘み・少し濃い目の薄黄色で、強すぎない泡立ち
★ガンチア・スプマンテ・ロッソ
複数のぶどうを組み合わせて作られた複雑な深みのある甘み・赤ワイン独特のかすかな渋みのアクセント・もぎ立てぶどうの様なみずみずしい香り
【相性】
★ガンチア・アスティ・スプマンテ
レアチーズケーキ・レモンパイ・白身魚
★ガンチア・スプマンテ・ロッソ
ミートパイ・鶏肉のトマト煮込み・ブラウニー・菓子パン・ピーナッツのおつまみ
【一言】
多分、イベントでしかワインを飲まない人とかには、味も価格も一番手頃でいいかも?
お勧めとしては、レモンソースのレアチーズケーキorベイクドチーズケーキにガンチア・アスティ・スプマンテ。
●フレシネ・コルドン・ネグロ(白・辛口)&フレシネ・カルタ・ネバダ(白・甘口)&フレシネ・セミセコ・ロゼ(ロゼ・やや甘口)
これはもぅ販売数世界No,1を誇るスパークリングワインで、イベント以外でも普通に買われていくツワモノ。
ちなみに現在輸出されている“カヴァ”の70%が「フレシネ」です。“カヴァ”はスペインのスパークリングワインなんですが、シャンパン同様の瓶内2次発酵というわりにお手軽なのでお勧めです。
簡単には“スペイン版のシャンパン”と言った感じですかな(・∀・)
【特徴】
★フレシネ・コルドン・ネグロ
辛口なのに飲み易い味わい・薄緑かかった淡い黄色・柑橘系の様な嫌味のないキリっとした酸味・やや強めの泡立ち・飽きの来ないドライで引き締まった味わい
★フレシネ・カルタ・ネバダ
淡い金色・花の様な繊細な香り・桃の様な優しい甘さ・柔らかい口当たり・後を引く嫌味のないコク
★フレシネ・セミセコ・ロゼ
透明感のある薔薇色・強すぎず弱すぎず丁度良い泡立ち・赤ブドウの落ち着いた深いコク・口中に広がるほんのりとした甘み・イチゴの様な酸味
【相性】
★フレシネ・コルドン・ネグロ
生クリームorバタークリーム使用のケーキ・刺身・フライドチキン・チーズ入り海鮮クラムチャウダー・ハーブウインナー
★フレシネ・カルタ・ネバダ
チョコレート系菓子・果物・白身魚・カルボナーラ・プロシュートのクリームパスタ
★フレシネ・セミセコ・ロゼ
タンドリーチキン・ビーフシチュー・赤身魚・チョコベリー系ケーキ
【一言】
ロゼの中では多分フレシネ・セミセコ・ロゼが一番バランスがいいかも。意外と何にでも合うので、白ワインと相性が良いと言われる料理も合わせられたりしますw
【相性】【特徴】に関しては、雛唯が実際に飲んでみた感じと感想です・w・
ご自分のクリスマス食事メニュー&ケーキと合わせながら、ご参考にされてみて下さい♪
~おまけ~
意外な事に、
「元々舌は悪くないしあながち間違ってはいないから、お前うちで働け」
と酒屋の主任に誉められました。そりゃぁ喜ばしいが絶対あいつの下では働きません(笑)
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酒でも腹いっぱいになるよw
大変な事にもなるけど♡