もしも僕が。
君より先に召された時はね。
僕のだぃ好きなその笑顔 僕のだぃ好きなその温もり
次の幸せに使ってね。
もしも僕が。
君より先に死んだ時はね。
どうか一曲歌ってよ。
僕のだぃ好きな君の声で
僕のだぃ好きな歌をお願い。
そしたらね。
「ねむ」
その声を聞きながら永眠るから。
きっと良い夢が見れると思うんだ。
いつの日か もう一度
君に逢えるその時まで。
~添死の唄乞え~
人はいつか離れていくもの。
例え、どんなに傍に居続けても永遠に生きる人はいないから、必ず最後は生死という別れ。
この世界に残る方と、この世界に重なり合いながら見える事はない世界へ行く方と、互いに想い合う二人が最後に重ね合わせるのは、言葉だったり唇だったり身体だったり手だったり。
でも結局は。。。
重ねるのは想い。
互いにもう目に見える形で叶える事は出来ない、様々な心を見合いながら。
最期を看取ったり看取られたりラジバンダリ(オィ
じゃぁ、もう声も出なかったり、動かせない身体だったり、ガラスや国境の向こうだったり
燃え尽きた灰だったり骨だったり、土の中だったりしたらどうしたら重なるんだろう?
身体を抜けて違う世界に立っている互いの魂は、どうしたら重なるんだろう?
きっといつの日か雛唯にもそんな別れが来て、それは雛唯なのか相手なのか分からないけど、でも同時にってのはまぁ普通はないので。
必ず生死の別れが来る。
そんな時、もう目も見えず声も出せず身体も動かず、ただ分かるのは感覚の無くなる身体で聞こえる相手の声。
触れ合う事も出来ず、存在を確かめ合う事も出来ず、相手の声に応える術も無い世界に響く、互いの声。
重なる事の無い世界の中、その歌をその声を聞いている間だけは、生きていた頃の幸せに、重なり合っていた幸せに包まれるはず。
そしてもしかしたら、一緒に口ずさめば相手に届くかもしれない。
1フレーズだけでも、幻聴扱いかもしれないけど、思い出して気のせいとか思われるかも知れないけど、相手にも聞こえるかもしれない。
歌が無いと死んじゃう雛唯は、相手にもよく歌をねだる。
だぃ好きな人のだぃ好きな声で歌われる、だぃ好きな歌や想い出の歌。
小さく声を重ねて歌えば、相手と繋がってる気がして、「またか」と呆れられながら、「嫌だ」と断れる事もありながら。
歌うのが好きじゃない人には、なんともうざいタイプです(笑)
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歌って力あるよねぇ^^ 俺もしょっちゅう歌ってって言うなw
納得できないと自分で歌っちゃうけどもw