月明かり際立つように
ただ暗く 黒く 闇色に
日の光を包むように
ただ青く 碧く 蒼く
当たり前に、目に入ってないかの如く、そこに無いかの様に、それはまるで空気の様に。
君の瞳の中に入れるならそれでいい。
記憶の中の誰かの笑顔を飾る、ぼやけて掴めない背景の様に。
ただあるだけ、意味は無く、ただ風景の一部に溶ける。
君の思い出に残るなら、それでいい。
永遠に叶わぬ想いなら
いっそ叶わぬまま見守ろうか。
君がいなくなるまで 君が必要としなくなるまで
ずっと傍で笑っているよ
そっと後ろから背中を押すよ
せめてこの想いを乗せて
君に微笑み続けよう。
主役にでもなく、目立つつもりも無く、隣には並ばず
目が合う事の無い君の、後姿をそっと見つめる。
いつか気付いてとは願えない 想いよ届けとは言わない
今日も傘はいらないよ。
大切な君が笑顔で歩く その道を濡らしたりはしない。
今日も傘はいらないよ。
誰かの名を呼びながら 走る君を困らせはしない。
今日も傘はいらないよ。
誰かの為に君が流す 涙を隠せる僕からの贈り物だから。
今日も傘はいらないよ。
雫零れぬ様に上を向く その心が僕への物ではなくても。
変わらず君を想い続ける
数千メートル先に広がる空と言う名のボク。
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セロさんの詩好きやから俺は嬉しいけど^^ 応援してるね^^