先日、ゲームのチャット見てたら素朴な声を見たのですよ。
「ビールと発泡酒の違いって?」
そうですよねぇ。。。ビールなどを飲む方でも、普通はカテゴリーが違うとか漠然とここが違うとかっていうのは分かると思うのですが、いざ
「じゃぁなんで?」
と言われると困りません?w
そこで、今回は雛唯のちょっとした雑学をば1つ(*´∀`)
タメになるかも?的な、たる~ぅい感じでお楽しみ下さい(笑
んでは、第一回
【ビール・発泡酒の違い~なんで呼び方が違う?編~】
では、まず酒の定義というのを見てみましょう。
一般に言われる酒類は、簡単に分けて3種類あります。実はこの3種類の分類が、ビール・発泡酒・新ジャンルという3つのカテゴリーを作り出す重要なポイントの1つになります。
ワイン・ビール・日本酒など、糖質を酵母菌で醗酵させてアルコール発生させた物→
醸造酒
ウイスキー・ブランデー・スピリッツ・焼酎など、醸造酒をさらにそこから蒸留した物→
蒸留酒
みりん・合成清酒・リキュールなど、上記2種に香料・糖質・果実などを加えた物→
混成酒
では、まずは
【ビール】
詳しく語るとかなり長いし読むの面倒なので、簡単に(笑
●麦芽・ホップ、及び水を原料として発酵させたもので、アルコール分が20度未満のもの
●麦芽・ホップ・水・麦、及び米その他の政令で定める物品を原料として発酵させた、アルコール分が20度未満のもの
●但し、その原料中当該政令で定める物品の重量の合計が麦芽の重量の十分の五を超えないものに限る。
●麦芽は大麦麦芽・小麦麦芽関係なくビールに分類され、発酵は酵母発酵以外(酵母発酵と乳酸菌発酵の同時醗酵に行われるなど)もビールに分類されます。
これが、一般で言う【ビール】です。
つまり、極端に言うと
麦芽50%以上使用し、副原料使用量が50%以下のアルコール度20%未満の物が、ビールなのです。
では、
【ビール】と同じ様に麦芽を使用しているのに、何故【発泡酒】というの?
スーパーのお酒コーナーの人は、これを聞かれても答えられない人がほとんどです。
実はここだけの話、酒屋・酒のディスカントでも、明確に答えきる人は少ない。
酒を売る店の中でも上の人間か専門担当者でないと、聞くだけ残念な結果になる事うけあいです。
何故なら。。。
「ビールの定義と酒種の定義を知らないから」
この一言。
発泡酒とビールの違いを説明するのに、よく「麦芽使用量が50%未満だからです」というのがあります。確かにあれは間違ってはいないが大正解でもないんです。ただ、口頭でましてや買い物途中のお客さんに簡単に説明する文句として一番分かりやすいから、そう答えてるんです。
では、ビールの定義と酒種の定義を念頭に置いて、ご説明をしましょう。
●ワイン・ビール・日本酒など、糖質を酵母菌で醗酵させてアルコール発生させた物が、醸造酒
●麦芽を50%以上使用し、副原料が50%以下のアルコール度20%未満が、ビール。
大切なのはこの2つ。
皆様、発泡酒パッケージに麦芽25%未満とあるのをご存知ですか?
そう、発泡酒とは簡単に言うと
「
麦芽使用量を25%未満に抑え、代わりとなる原材料(ホップなど)を75%以上加えた物が、発泡酒」
ややこしくなるのに、何故こんなもん作った?かというと、ここが法律の抜け目。
ビールの価格が高いのは、“
麦芽比率に応じて酒税がかけられる”から。
逆に言うと、“麦芽比率を抑えたらビールは安くなる”という理屈です。
消費者が財布の口を締め上げ続け、価格にうるさくなった昨今。嗜好品で買わなきゃ買わないで我慢できるビールは、このままでは売り上げが落ちる=
会社危ねぇじゃねぇかwwww
でも最初にあるように、
麦芽使用率50%未満、副原材料51%以上はビールではない=麦芽よりも副原材料の使用率が高いと、ビールじゃない。
ジレンマですねwww
そこでビールメーカーは考えた。
「じゃぁいっその事、一番酒税が安くなる麦芽使用25%未満に設定して、他で足りない分補って味を近づければいいんじゃね?ビールじゃないけどビールですよ、しかも安いですよ?みたぃな。」
こうして生まれたのが日本で最初に生まれた発泡酒「サントリー HOPS(ホップス)」
その後、日本唯一である辛口ビール「スーパードライ」に対抗した発泡酒として誕生したのが「サントリー HOPS・スーパードライ」・自社の特徴である苦味と重みを重点に置き、サントリーHOPSの安さに対抗して誕生したのが「キリン 淡麗」・その淡麗に対抗して誕生したのが「アサヒ 本生」というわけです。淡麗が有名すぎて勘違いされている方もいますが、HOPSに対抗して作られたんですよ^w^
まぁ、結局発泡酒にも新たに酒税を作られて、世論を無視した政治結果の一つとなったんですがね?
【ちなみに】
よく「発泡酒は軽いから嫌」とか「薄い」という人が居ますが、アレ別に薄いわけでも軽いわけでもないんです。
ただ単に、麦芽使用量がビールより1/2以上少ないから、麦の味わいが低く副原料の味わいが高いだけなんです。
それがどうして「軽い・薄い」という声になるかというと。。。副原料によく使われる“コーンスターチ”などは、たんぱく質分解にとっても優れているから。
ビールに比べコーンスターチなどの副原料の多い発泡酒は、それだけコーンスターチなどが多い。その為、コーンスターチがたんぱく質・アミノ酸を一生懸命分解するので、ビールよりもサッパリした口当たりと後味になります。人が旨み成分・コクとして一番強く感じるのがアミノ酸・たんぱく質なので、分解率が高く雑味成分が少ない発泡酒を、「薄い」とか「軽い」に思えてしまうんですね。
別に本当に薄めてるわけじゃないんですw
では、雛唯の小ネタ雑学その1でした(*´∀`)ノ
第2回は【じゃぁどっちでもない新ジャンルって、なんなのよ?】ですw
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ぉーーーーーーーーーーーーー!!!!
体の方は元気だぉー(*´∀`)ノ
確かに、あまりこだわらない雛唯にも同じに思えてしまう(笑
発泡酒の方がむしろ酔いやすいよーw
ビールは5%で発泡酒は5.5%が多い(・´∀`・)